ITIインプラントとは

International Team for oral Implantology (口腔インプラント学のための国際チーム)の略称です。ITIは生体工学・物理学・化学・外科・歯科等の専門メンバーによって構成された口腔内インプラント学の国際的研究チームです。ITIは骨整形外科分野で40年余りの実績を持つスイスのストローマン(Straumann)研究所と共同開発を行い、完璧な科学的理論に基づいた厳密な実験・テスト・臨床実験を通じてITIインプラントを開発しております。

 

ITIメンバーは世界25カ国以上に渡り約200名以上が登録されています。メンバーの50%は大学教授と各専門分野のエキスパートで構成されています。ITIは純粋な学術グループであり、営利を目的としていません。

 

ITIインプラントは厳しい品質管理の下研究・開発・製造・販売が進められており、製造元であるストローマン社は国際基準であるISO9001の厳しい規格に適合し、その認証を得ています。

 

世界中で数百万人の患者さんがインプラント治療の恩恵にあずかっています。
今日ではインプラントを用いた義歯が従来の義歯に代わる治療法として認められつつあります。正しくお手入れさえすればインプラントによる人工歯は非常に利点が多く、かつ半永久的な義歯となり長期間に渡ってご満足いただく状態を維持することができます。念入りなお手入れは確かに大変です。しかしその労力に対する「歯のある生活を取り戻す」という見返りが非常に大きいものであることは言うまでもありません。 

 

  

即時インプラント(immediate implant)

インプラントを歯の抜歯と同時に抜歯窩に即時埋入することをいいます。インプラントを埋入する場合は、抜歯部位の骨の完全な治癒を待った後に行われるのが一般的です。


近年、抜歯と同時に抜歯部位へのインプラントを埋入した場合でも、インプラント周囲に骨が再生されて、一般的な場合と同等の結果が得られることの報告がみられるようになりました。

 

しかし、即時インプラントは一定の条件下でのみ行える術式でありすべてのケースで適応されるものではありません。つまり細菌がまだ骨の中に残っているような場合は骨の治癒を数ヶ月待ってインプラントを埋入した方がより安心です。

 

また最近は即時インプラントだけでなく、さらに即時加重(immediate loading:埋入後即時加重=埋入後すぐに冠を入れて噛ませること)を行った場合でもよい結果が得られたとの報告もあります。しかしこの方法も一定の条件がそろった場合にのみ適応されるもので、全てのケースでこの治療法を行うのは大きなリスクをともなうことになります。

 

骨折をした場合にギブスで固定してしっかり骨がくっついてから動かすことが可能となるように、インプラントの場合も理想的にはインプラント埋入後しばらく待って、しっかり骨とインプラントがくっついてから冠を入れて噛ませる方がより確実で安全だと思われます。

1回法と2回法

インプラントの多くは、歯槽骨や顎骨内に埋入して周囲骨に強固に結合させた後、このインプラントに支台(アバットメント)を結合させ上部構造物(補綴物)を装着する様式をとっています。この形式のインプラントを2ピース型インプラントといいます。
一方、インプラントとアバットメントとが一体構造になっている形式のインプラントを1ピース型インプラントといいいます。
 1回法や2回法とは、インプラントの骨内埋入手術と、歯肉を切開してアバットメントをインプラントに連結するために行う外科手術の回数を意味しています。

〔1回法インプラント(one stage implant, one surgery implant)〕
1ピース型インプラントの植立を行うことであり、植立のために行う外科手術は1回のみになります。インプラント体のヘッド部は植立と同時に口腔内に露出します。インプラントと骨との強固な結合には、1.5ヶ月〜6ヶ月かかりますが、補綴物はインプラントの骨結合後に作製します。

〔2回法インプラント(two stage implant, two surgery implant)〕
2ピース型インプラントを行うことであり、外科手術は2回おこなわれます。1回目の手術はインプラントを骨内に埋入させるためで、その際インプラントを粘膜で完全に被覆させます。2回目の手術は骨との強固な結合が完成する数ヵ月後に、インプラント直上の粘膜を少し開けて行われ、骨内に入っているインプラントに土台(インプラントのヘッド)を連結させることでインプラントが歯肉上に頭を出すことになります。その後歯肉の治癒を待って型取りをし、インプラントの補綴物(冠)を作製します。

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